概要
EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork)は、金融庁が運営する電子開示システムで、企業の財務情報や有価証券報告書などを閲覧・取得できます。これらの書類には、各企業を識別するための「EDINETコード(EDINET Code)」が付与されています。さらに、EDINETには、投資信託やファンドの情報も含まれており、それらを識別するために「ファンドコード(Fund Code)」が使用されています。本記事では、EDINETコード、ファンドコード情報の取得方法を、初心者にも分かりやすく解説します。
EDINETコードとは?
EDINETコードは、EDINETシステム内で各提出者(企業や法人)を一意に識別するためのコードです。このコードを用いることで、特定の企業の提出書類を効率的に検索・取得できます。
ファンドコード(Fund Code)とは?
EDINETには、投資信託やファンドの情報も含まれており、それらを識別するために「ファンドコード(Fund Code)」が使用されています。
✅ ファンドコードの特徴
- ファンドごとの固有識別子
各投資信託(例:〇〇投資信託)には、他と区別するためのファンドコードが付与されています。 - 提出者コードと別管理
ファンドコードは企業のEDINETコードとは別に管理されており、同じ金融機関が複数のファンドを運用している場合、それぞれ異なるファンドコードを持ちます。 - ファンド関連の開示書類に利用
投資信託の目論見書や運用報告書などを検索・取得する際に役立ちます。
EDINETコード、ファンドコード情報の最新ファイル取得方法
公式サイトから最新ファイル取得
EDINETコードリスト、ファンドコードリストは、金融庁の公式サイトからダウンロードできます。
- 公式サイトにアクセス
EDINETタクソノミ及びコードリストダウンロードページに移動します。 - ページ下部の「EDINETコードリスト」セクションを探す
ページをスクロールし、「EDINETコードリスト」という項目を見つけます。 - 最新のコードリストをダウンロード
該当セクション内のリンクから、最新のEDINETコードリスト(CSV形式)をダウンロードします。

固定URLから最新ファイル取得
EDINETコードリスト、ファンドコードリストは、EDINETのAPI仕様書に固定のURLから最新のものをダウンロードできます。
プログラムによる自動取得では下記のものを利用しましょう。
EDINET コードリスト 日本語リスト
EDINET コードリスト 英語リスト
ファンドコードリスト 日本語リスト
ファンドコードリスト 英語リスト
取得したEDINETコードリストの活用方法
ダウンロードしたCSVファイルには、各企業のEDINETコード、提出者名、提出者種別などの情報が含まれています。このリストを活用することで、以下のような操作が可能です。
- 特定企業のコード検索
企業名から対応するEDINETコードを特定し、関連書類を迅速に取得できます。 - データ分析の前処理
複数企業の財務データを分析する際、EDINETコードをキーとしてデータを整理・統合できます。
EDINETコードにある、EDINET書類一覧APIに存在しない項目
- 提出者種別
- 上場区分
- 連結の有無
- 資本金
- 決算日
- 提出者名(英字)
- 提出者名(ヨミ)
- 所在地
- 提出者業種
注意点
- リストの更新頻度
EDINETコードリストは定期的に更新されるため、最新の情報を取得するよう心掛けましょう。 - データの正確性
公式サイトから直接ダウンロードしたリストを使用することで、データの正確性を担保できます。
参考ファイル
EDINETコード
ファンドコード
まとめ
EDINETからコード情報を取得する手順は以上です。今後の開発において、このデータをどのように分析やレポート作成に活用するかが重要です。さらに詳しい情報や技術的なサポートが必要な場合は、公式ドキュメントやAPIリファレンスを参照してください。