EDINET APIの利用制限と対策について

概要

EDINET APIを利用する際の注意点と対策について記載します。特に、大量の書類取得を短時間で実施すると、APIキーの制限や接続中断などの問題が発生する可能性があります。この文書では、発生する現象、原因、対策、および問い合わせ先について詳しく説明します。

現象

短時間に大量の書類を取得すると、EDINET APIが制限をかけ、アクセスができなくなることがあります。具体的には、以下の現象が発生する可能性があります。

レスポンスの遅延

初期にレスポンスが遅くなることがあります。

接続の中断

アクセスを続けると、EDINET側が接続を中断し、HTTPコード429(Too Many Requests)を返すことがあります。Pythonの場合のエラーメッセージ例としては、'Connection aborted.', RemoteDisconnected('Remote end closed connection without response') が表示されます

注意メール

金融庁のEDINETシステムの運用管理担当から、利用方法に関する注意メールが送られることがあります。

発生原因

短時間で大量の書類取得を行うと、EDINETのシステムに高負荷がかかります。このため、一時的にアクセス制限がかけられることがあります。アクセス制限はシステムの負荷によるものであり、固定された時間単位での制限ではありません。EDINETの運用担当者が手動でサーバの負荷を監視し、必要に応じてAPIキーを一時的に禁止することがあります。

対策

アクセス頻度の調整

書類取得の際には、少し時間を空けて実施することが最も現実的な対策です。APIキーを再発行することで一時的に利用可能になることもありますが、再度Banされる可能性もあります。

APIキーの複数準備

複数のAPIキーを準備し、書類一覧情報と書類取得APIを別々のAPIキーでアクセスすることが推奨されます。これにより、頻繁なアクセスを分散させることができます。

EDINET側の制限

EDINET APIのアクセス制限については公表されておらず、問い合わせても詳細な情報は得られません。EDINETの運用管理担当者からの注意メールを参考にし、適切な利用頻度を維持することが重要です。

下記にAPI利用制限についての問い合わせの推奨参考資料を貼ります。


Q6.  EDINET APIによる書類一覧の取得はどのくらいのインターバルで行えば良いでしょうか。

A6.  1分に1回程度しか更新されないので、1分に1回又はそれ以下の頻度でアクセスすることにより、効率的な取得が可能です。


Q14.  開示書類が大量に提出され、事業者からのアクセスが集中した場合、IPアドレスやドメインで一時的にアクセス制限等が実施されることがありますか。

A14.  EDINET APIに限らず、処理能力に支障が生じた際にアクセス制限を行う場合があります。
節度のある利用をお願いします。


問い合わせ先

EDINET APIに関する問い合わせは、金融庁 EDINETシステムの運用管理を担当しているシーイーシー様に連絡することが可能です。直接メールでの問い合わせが適切かどうかは不明ですが、以下のメールアドレスに連絡を取ることができます。

メールアドレス: [email protected]


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